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平成28年12月第4回定例会(第5号12月15日)

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    平成28年12月第4回定例会(第5号12月15日)


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    平成28年12月第4回定例会(第5号12月15日)          平成28年12月第4回水俣市議会定例会会議録(第5号) 平成28年12月15日(木曜日)                  午前10時0分 開議                  午前11時20分 閉会  (出席議員) 16人 福 田   斉 君       小 路 貴 紀 君       桑 原 一 知 君 塩 﨑 達 朗 君       髙 岡 朱 美 君       田 中   睦 君 谷 口 明 弘 君       髙 岡 利 治 君       田 口 憲 雄 君 藤 本 壽 子 君       牧 下 恭 之 君       松 本 和 幸 君 中 村 幸 治 君       岩 阪 雅 文 君       谷 口 眞 次 君 野 中 重 男 君  (欠席議員) なし  (職務のため出席した事務局職員) 5人 事 務 局 長 (岩 下 一 弘 君)   次     長 (岡 本 広 志 君) 主     幹 (深 水 初 代 君)   参     事 (前 垣 由 紀 君) 書     記 (上 田   純 君)  (説明のため出席した者) 16人
    市     長 (西 田 弘 志 君)   副  市  長 (本 山 祐 二 君) 総合政策部長  (緒 方 克 治 君)   総 務 部 長 (本 田 真 一 君) 福祉環境部長  (川 野 恵 治 君)   産業建設部長  (関   洋 一 君) 総合医療センター事務部長         (久木田 美和子 君)   総合政策部次長 (水 田 利 博 君) 福祉環境部次長 (高 沢 克 代 君)   産業建設部次長 (城 山 浩 和 君) 水 道 局 長 (山 田 雅 浩 君)   教  育  長 (吉 本 哲 裕 君) 教 育 次 長 (黒 木 博 寿 君)   総合政策部政策推進課長                               (梅 下 俊 克 君) 総務部総務課長 (緒 方 卓 也 君)   総務部財政課長 (設 楽   聡 君)         ────────────────────────── 〇議事日程 第5号       平成28年12月15日 午前10時開議 第1 陳情の取り下げについて(陳第7号 天草市御所浦御所浦黒崎地区での採石継続及び採石                跡地を鉄鋼スラグ浚渫土砂で埋め戻すことに反対する意見書提                出を求める陳情について) 第2 議第82号 専決処分の報告及び承認について          専第8号 平成28年度水俣市一般会計補正予算(第7号) 第3 議第84号 水俣市農業委員会の委員及び農地利用最適化推進委員の定数に関する条例の制定         について 第4 議第85号 水俣市一般職任期付職員採用等に関する条例の制定について 第5 議第86号 水俣市長及び副市長の給与の減額に関する条例の制定について 第6 議第87号 水俣市職員退職管理に関する条例の一部を改正する条例の制定について 第7 議第89号 水俣市職員退職手当支給条例の一部を改正する条例の制定について 第8 議第90号 水俣市税条例の一部を改正する条例の制定について 第9 議第91号 水俣市国民健康保険税条例の一部を改正する条例の制定について 第10 議第94号 水俣市体育施設条例の一部を改正する条例の制定について 第11 議第95号 平成28年度水俣市一般会計補正予算(第8号) 第12 議第96号 平成28年度水俣市国民健康保険事業特別会計補正予算(第3号) 第13 議第97号 平成28年度水俣市介護保険特別会計補正予算(第3号) 第14 議第98号 平成28年度水俣市公共下水道事業特別会計補正予算(第2号) 第15 議第99号 平成28年度水俣市病院事業会計補正予算(第1号) 第16 議第100号 平成28年度水俣市水道事業会計補正予算(第3号) 第17 議第101号 工事請負契約の変更について 第18 議第102号 水俣市の特定の事務を取り扱わせる郵便局指定等の変更について 第19 議第103号 平成28年度水俣市一般会計補正予算(第9号) 第20 陳第6号 「知的障がい者小規模入所施設」開設の陳情について 第21 委員会の閉会中の継続審査並びに調査について     総務産業委員会      1 議第83号 水俣市人権擁護に関する条例の制定について      1 陳第8号 原子力災害に関する専門部会の設置を求める陳情について      1 一般行財政並びに経済観光農林水産都市計画上下水道等に関する諸問題の調        査について     厚生文教委員会      1 陳第3号 若者も高齢者も安心できる年金制度の実現を求める陳情について      1 環境、福祉、総合医療センター並びに教育等に関する諸問題の調査について     議会運営委員会      1 議会運営等に関する諸問題の調査について      1 議会の情報公開に関する調査について 第22 議第104号 教育委員会委員の任命について 第23 議第105号 固定資産評価審査委員会委員の選任について 第24 議第106号 人権擁護委員候補者の推薦について 第25 意見第4号 地方議会議員厚生年金への加入を求める意見書について 第26 議員派遣について         ────────────────────────── 〇本日の会議に付した事件   議事日程のとおり         ──────────────────────────                                午前10時0分 開議 ○議長(福田 斉君) ただいまから本日の会議を開きます。         ────────────────────────── ○議長(福田 斉君) 日程に先立ちまして諸般の報告をします。  各常任委員会及び議会運営委員会から、委員会審査報告書、閉会中継続審査・調査申出書の提出がありましたので、議席に配付しておきました。  次に、本日、市長から、人事案3件、議会運営委員会発議意見書案1件の提出がありましたので、議席に配付しておきました。  次に、平成28年12月5日付で受理し、現在、厚生文教委員会で審査中であります陳第7号天草御所浦御所浦黒崎地区での採石継続及び採石跡地鉄鋼スラグ浚渫土砂で埋め戻すことに反対する意見書提出を求める陳情については、陳情者から12月14日付で陳情取り下げ願が提出されましたので、議席に配付しておきました。  次に、議員派遣について提出がありましたので、議席に配付しておきました。  次に、本日の議事は、議席に配付の議事日程第5号をもって進めます。  以上で報告を終わります。         ────────────────────────── ◎日程第1 陳情の取り下げについて(陳第7号 天草市御所浦御所浦黒崎地区での採石継続及び                  採石跡地鉄鋼スラグ浚渫土砂で埋め戻すことに反対する                  意見書提出を求める陳情について) ○議長(福田 斉君) 日程第1、陳情の取り下げについてを議題とします。  お諮りします。  ただいま議題となっております陳第7号の取り下げについては、これを承認することに御異議ありませんか。    (「異議なし」と言う者あり) ○議長(福田 斉君) 異議なしと認めます。  したがって、陳第7号の取り下げについては、これを承認することに決定しました。  この際、委員会開催のため、しばらく休憩します。                                休憩 午前10時1分                                ─────────                                開議 午前10時15分 ○議長(福田 斉君) 休憩前に引き続き会議を開きます。  先ほど陳第7号の取り下げにより、厚生文教委員会から閉会中継続審査・調査申出書が改めて提出されましたので、議席に配付しておきました。         ────────────────────────── ◎日程第2 議第82号 専決処分の報告及び承認について             専第8号 平成28年度水俣市一般会計補正予算(第7号)  日程第3 議第84号 水俣市農業委員会の委員及び農地利用最適化推進委員の定数に関する条例の制定について  日程第4 議第85号 水俣市一般職任期付職員採用等に関する条例の制定について  日程第5 議第86号 水俣市長及び副市長の給与の減額に関する条例の制定について  日程第6 議第87号 水俣市職員退職管理に関する条例の一部を改正する条例の制定について  日程第7 議第89号 水俣市職員退職手当支給条例の一部を改正する条例の制定について  日程第8 議第90号 水俣市税条例の一部を改正する条例の制定について  日程第9 議第91号 水俣市国民健康保険税条例の一部を改正する条例の制定について  日程第10 議第94号 水俣市体育施設条例の一部を改正する条例の制定について  日程第11 議第95号 平成28年度水俣市一般会計補正予算(第8号)  日程第12 議第96号 平成28年度水俣市国民健康保険事業特別会計補正予算(第3号)
     日程第13 議第97号 平成28年度水俣市介護保険特別会計補正予算(第3号)  日程第14 議第98号 平成28年度水俣市公共下水道事業特別会計補正予算(第2号)  日程第15 議第99号 平成28年度水俣市病院事業会計補正予算(第1号)  日程第16 議第100号 平成28年度水俣市水道事業会計補正予算(第3号)  日程第17 議第101号 工事請負契約の変更について  日程第18 議第102号 水俣市の特定の事務を取り扱わせる郵便局指定等の変更について  日程第19 議第103号 平成28年度水俣市一般会計補正予算(第9号)  日程第20 陳第6号 「知的障がい者小規模入所施設」開設の陳情について ○議長(福田 斉君) 日程第2、議第82号専決処分の報告及び承認についてから、日程第20、陳第6号「知的障がい者小規模入所施設」開設の陳情についてまで、19件を一括して議題とします。  順次委員長の報告を求めます。  初めに、総務産業委員長岩阪雅文議員。    (総務産業委員長 岩阪雅文君登壇) ○総務産業委員長岩阪雅文君) ただいま議題となりました案件のうち、総務産業委員会に付託されました議案について、委員会での審査の経過並びに結果について御報告いたします。  まず、専決処分されました議第82号平成28年度水俣市一般会計補正予算第7号について申し上げます。  本案は、平成28年10月8日の豪雨に係る災害復旧等予算措置に急施を要したので、専決処分を行ったものである。  今回の補正は、歳入歳出それぞれ1,115万1,000円を増額し、補正後の予算総額を、歳入歳出それぞれ158億9,928万4,000円とするものである。  主な補正の内容としては、第8款消防費に、災害待機等に係る人件費、第10款災害復旧費に現年発生単独災害復旧事業を計上している。  これらの財源としては、第17款繰入金、第18款繰越金をもって調整しているとの説明があり、質疑を行いました。  質疑の中で、災害復旧に関する財源は、過疎債災害復旧債が対象にならないのかとただしたのに対し、今回の補正は応急復旧対応であり、内容は排土等であるため、起債の対象にはならないとの答弁がありました。  特に討論もなく、採決の結果、全員異議なく承認すべきものと決定しました。  次に、議第84号水俣農業委員会の委員及び農地利用最適化推進委員の定数に関する条例の制定について申し上げます。  農業委員会等に関する法律の改正に伴い、本案のように制定しようとするものであるとの説明を受け、質疑を行いました。  質疑の中で、農業委員と新たに新設される農地利用最適化推進委員の報酬について、活動実績報酬成果実績報酬能率給の評価はどのようにしてされるのかただしたのに対し、能率給部分については、国から農地利用最適化交付金ということで交付されるが、活動実績報酬農地利用最適化の活動を行えば、最大72,000円まで支給される。成果実績報酬については、国の要綱で、各自治体における農地利用集積遊休農地解消の目標値に対する達成率に応じて交付され、現時点では、それを委員に均等割で支払う予定であるとの答弁がありました。  また、14名の農業委員を選考する際の要件として、過半数認定農業者となっているが、それ以外は農業者でなくてよいか、中立的な立場で公正な判断ができる者が1名以上とあるが、具体的にどのようなものかただしたのに対し、農業に関する識見を有し、会の所掌事務を適切に行うことができることとなっており、誰でも応募できる。認定農業者数過半数に満たない場合は、例外規定として議会の同意が必要である。また、中立的な立場で公正な判断ができる者についても、農業をしていなくてもよいとの答弁がありました。  特に討論もなく、採決の結果、全員異議なく原案のとおり可決すべきものと決定しました。  次に、議第85号水俣一般職任期付職員採用等に関する条例の制定について申し上げます。  一定の期間において専門的な知識経験が必要とされる業務や業務量の増加が見込まれる業務等について、必要な人材を任期付職員として採用できるようにするため、本案のように制定しようとするものであるとの説明を受け、質疑を行いました。  質疑の中で、市役所を退職後の職員や再任用職員任期付職員として採用するようなことにはならないかとただしたのに対し、そのような制度ではないとの答弁がありました。  特に討論もなく、採決の結果、全員異議なく原案のとおり可決すべきものと決定しました。  次に、議第86号水俣市長及び副市長の給与の減額に関する条例の制定について申し上げます。  水俣環境アカデミアホームページ作成業務における不適正な事務処理に関し、市長及び副市長として総括的な管理監督責任があるものと判断し、本案のように制定しようとするものであるとの説明を受け、質疑を行いました。  質疑の中で、今回の条例の制定の処分について、過去水俣市でこれよりも厳しい例はあったのかとただしたのに対し、把握している過去の例で、これよりも処分が重かった例はないとの答弁がありました。  なお、本件については討論があり、市長として説明責任を果たしていない中で、この条例を可決することに対して反対であるとの意見がありました。一方、一般質問において答弁しないということはなく、説明責任を果たしていないということにはならない。市民や議員へのけじめとして、自らを処すということが最大のメッセージになるとの意見がありました。  引き続き自由討議を行い、社会的に言えば、職員の不祥事で管理監督責任が問われた際に、次やその次の議会で減額の処分が出されており、説明責任の不足についてはその後正していけるとの意見や、本会議の場でのきちんとした謝罪や説明責任が必要であるとの意見が出されましたが、採決の結果、賛成多数で原案のとおり可決すべきものと決定しました。  次に、議第87号水俣市職員退職管理に関する条例の一部を改正する条例の制定について申し上げます。  水俣市立小・中学校職員退職管理について必要な事項を定めるため、本案のように制定しようとするものであるとの説明を受け、質疑を行いました。  質疑の中で、本条例の市職員退職管理とは、そもそもどういったものかとただしたのに対し、市職員でいうと部長級以上の職員が退職後に地位を利用することがないよう管理するものであるとの答弁がありました。  特に討論もなく、採決の結果、全員異議なく原案のとおり可決すべきものと決定しました。  次に、議第89号水俣職員退職手当支給条例の一部を改正する条例の制定について申し上げます。  雇用保険法の改正により、失業等給付給付内容等が変更されることに伴い、本案のように制定しようとするものであるとの説明を受けました。  特に質疑、討論もなく、採決の結果、全員異議なく原案のとおり可決すべきものと決定しました。  次に、議第90号水俣税条例の一部を改正する条例の制定について申し上げます。  外国居住者等の所得に対する相互主義による所得税等非課税に関する法律の施行に伴い、水俣市税条例の一部を改正する必要があるため、本案のように制定しようとするものであるとの説明を受けました。  特に質疑、討論もなく、採決の結果、全員異議なく原案のとおり可決すべきものと決定しました。  次に、議第91号水俣国民健康保険税条例の一部を改正する条例の制定について申し上げます。  外国居住者等の所得に対する相互主義による所得税等非課税に関する法律の施行に伴い、水俣市国民健康保険税条例の一部を改正する必要があるため、本案のように制定しようとするものであるとの説明を受けました。  特に質疑、討論もなく、採決の結果、全員異議なく原案のとおり可決すべきものと決定しました。  次に、議第95号平成28年度水俣市一般会計補正予算第8号中付託分について申し上げます。  補正の主な内容としては、給与改定に伴う人件費の調整のほか、第2款総務費に、市庁舎移転事業、第5款農林水産業費に、産地パワーアップ事業、第6款商工費に、湯の鶴温泉保健センター管理運営事業、第7款土木費に、市内一円市道維持補修費、第10款災害復旧費に、現年発生補助災害復旧事業などを計上している。  これらの財源としては、第11款分担金及び負担金、第13款国庫支出金、第14款県支出金、第16款寄附金、第17款繰入金、第19款諸収入、第20款市債をもって調整している。  このほか、繰越明許費として産地パワーアップ事業を計上している。  また、債務負担行為補正として、内部情報系システム使用料外5件を追加しており、地方債の補正として、災害復旧事業債の限度額を変更しているとの説明を受け、質疑を行いました。  質疑の中で、仮庁舎へ移転後の現庁舎に仮囲いをするとのことだが、その工期と、現在の市役所駐車場は使用できるのかただしたのに対し、工期は1月中旬頃から1カ月程度であり、駐車場もこれまでどおり利用できるとの答弁がありました。  また、タマネギ選果場選果機械の導入について、今後の耕作面積の拡大の見込みはあるのかとただしたのに対し、市場での評価も高く、JAあしきたにおいても栽培面積をふやす計画であるとの答弁がありました。  また、県道水俣田浦線の整備について、今後も整備は継続されるのか、その期間はどれくらいかかるかただしたのに対し、今後も湯の児温泉の入口まで工事される予定である。現在の工事は小崎付近までの700メートルほどの整備で12年ほどかかったため、今後の工事についても概ね10年ほどはかかると思われるとの答弁がありました。  特に討論もなく、採決の結果、全員異議なく原案のとおり可決すべきものと決定しました。  次に、議第98号平成28年度水俣市公共下水道事業特別会計補正予算第2号について申し上げます。  今回の補正は、繰越明許費として、下水道建設事業を計上しているとの説明を受けました。  特に質疑、討論もなく、採決の結果、全員異議なく原案のとおり可決すべきものと決定しました。  次に、議第100号平成28年度水俣市水道事業会計補正予算第3号について申し上げます。  今回の補正は、平成28年度水俣市水道事業会計予算第3条に定める収益的支出の額を44万3,000円増額して、補正後の収益的支出の額を3億6,082万9,000円に、第4条に定める資本的支出の額を3万5,000円増額して、補正後の資本的支出の額を4億1,949万9,000円とするものである。  補正の内容としては、人事院勧告に伴う人件費の補正を計上しているとの説明を受けました。  特に質疑、討論もなく、採決の結果、全員異議なく原案のとおり可決すべきものと決定しました。  次に、議第101号工事請負契約の変更について申し上げます。  本案は、水俣市防災行政無線整備工事請負契約について、防災行政無線設備の再送信局屋外拡声子局無線室改修戸別受信機の数量に変更が生じたため、本案のように提案するものであるとの説明を受け、質疑を行いました。  質疑の中で、防災行政無線戸別受信機の導入について、1台当たりの金額はどの程度か、また戸別受信機設置申し込みを行っていない世帯の今後の申し込みは可能であるかただしたのに対し、1台当たり設置含め、4万円弱である。今後の追加の申し込みも随時受け付けており、皆さんが設置していただけるよう、PRを行っていきたいとの答弁がありました。  特に討論もなく、採決の結果、全員異議なく原案のとおり可決すべきものと決定しました。  最後に、議第103号平成28年度水俣市一般会計補正予算第9号について申し上げます。  今回の補正は、歳入歳出それぞれ689万5,000円を増額し、補正後の予算総額を、歳入歳出それぞれ161億1,439万3,000円とするものである。補正の内容としては、第6款商工費に、道の駅・海の駅整備事業を計上している。  なお、財源としては、第17款繰入金をもって調整しているとの説明を受け、質疑を行いました。  質疑の中で、新たに物産館を新設するということであるが、既存の物産館まつぼっくりやレストランたけんこについてはどのようになるのかとただしたのに対し、既存のまつぼっくりは、建設から20年が経過しており、建物の構造上、物産館として機能的にも使いづらいことから、新たに新設を行う。物産館新設後の現在のまつぼっくりの建物については、今後人が集える場所として、どういう使い方があるか検討したい。たけんこについては、昨年厨房設備を新しく設置したので、そのまま利用する予定であるとの答弁がありました。  また、海の駅構想とはどのようなものかただしたのに対し、国土交通省が認定する制度であり、熊本県が水俣港を改修中で、船が停泊できるような桟橋を建設予定であり、海からの観光客が海の駅を利用できるようになる。百間港の改築の中で、かなり大きなものは難しいが、クルーズ船を停泊できるような取り組みの検討も行われており、道の駅と海の駅が一緒になっているのは全国的に珍しいとの答弁がありました。  また、国道3号から道の駅への進入路の整備について、今回の計画に含まれているのかただしたのに対し、国道3号から道の駅がわかりづらいと言われており、案内看板設置等をあわせて考えたい。進入路については、今後海の駅の指定とあわせて協議していきたいとの答弁がありました。  特に討論もなく、採決の結果、全員異議なく原案のとおり可決すべきものと決定しました。  以上で総務産業委員会審査報告を終わります。 ○議長(福田 斉君) 次に、厚生文教委員長田口憲雄議員。    (厚生文教委員長 田口憲雄君登壇) ○厚生文教委員長田口憲雄君) ただいま議題となりました案件のうち、厚生文教委員会に付託されました案件について、委員会における審査の経過並びに結果について御報告いたします。  まず、議第94号水俣体育施設条例の一部を改正する条例の制定について申し上げます。  本案は、小中学校再編生後に社会体育施設として転用した施設等について、使用料適正化を図るため、本案のように制定しようとするものであるとの説明を受け、質疑を行いました。  質疑の中で、学校部活動教育活動の一環であり、体育館やグラウンドの使用料については、減免等の措置を講ずるべきであると考えるがいかがかとただしたのに対し、学校部活動教育活動の一環であり、子どもたちの健全育成、子育てしやすい環境を整備する面からも円滑に行われることが望ましいと考える。教育委員会としても、減免などにより部活動の支援に努めていきたいとの答弁がありました。  特に討論もなく、採決の結果、全員異議なく原案のとおり可決すべきものと決定しました。  次に、議第95号平成28年度水俣市一般会計補正予算第8号中付託分について申し上げます。  補正の主な内容としては、第3款民生費に、障害児通所給付費、第9款教育費に、小中学校施設耐震化推進事業などを計上している。  これらの財源としては、第12款使用料及び手数料、第13款国庫支出金、第14款県支出金、第19款諸収入及び第20款市債をもって調整している。  このほか、繰越明許費補正として、地域生活支援事業外2件を計上している。  債務負担行為補正として、福祉バス運転手派遣手数料外1件を追加している。  地方債の補正として、学校教育施設等整備事業を追加し、過疎対策事業の限度額を変更しているとの説明を受け、質疑を行いました。  質疑の中で、小・中学校のトイレ改修工事の内容と今後の計画についてただしたのに対し、トイレの和式化から洋式化にあわせ、湿式から乾式への移行を検討しており、配管についても老朽化しているため、新しくやりかえる予定である。工事については、次年度、久木野小学校と湯出小学校で取りかかる計画であるとの答弁がありました。  また、校舎や体育館における非構造部材の耐震化改修はどのくらい続くのかとただしたのに対し、体育館のつり天井の耐震化については全て終わっているが、校舎外壁の爆裂についての改修工事は、現在も継続して行っている。今後は、袋中学校、緑東中学校の順番で計画的に工事を行っていく予定であるが、その他の小・中学校についても老朽化が進んでいるため、しばらくは改修工事が続くと予想されるとの答弁がありました。  また、障害児通所施設給付費負担に関し、市の負担割合と障がい者の個人負担の有無についてただしたのに対し、国が2分の1で、熊本県と水俣市が4分の1の負担、個人負担は所得により1割程度の負担が生じる場合もあるとの答弁がありました。  特に討論もなく、採決の結果、全員異議なく原案のとおり可決すべきものと決定しました。  次に、議第96号平成28年度水俣市国民健康保険事業特別会計補正予算第3号について申し上げます。  今回の補正は、歳入歳出それぞれ394万3,000円を増額し、補正後の予算総額を、歳入歳出それぞれ49億1,950万1,000円とするものである。  補正の内容としては、第1款総務費に、給与改定等による人件費の増額、第2款保険給付費の増額、第3款後期高齢者支援金等の減額、第4款前期高齢者納付金等の増額及び第6款介護納付金の減額を計上している。  これらの財源としては、第3款国庫支出金、第5款療養給付費等交付金、第6款前期高齢者交付金、第9款繰入金及び第10款繰越金をもって調整しているとの説明を受けました。  特に質疑、討論もなく、採決の結果、全員異議なく原案のとおり可決すべきものと決定しました。  次に、議第97号平成28年度水俣市介護保険特別会計補正予算第3号について申し上げます。  今回の補正は、歳入歳出それぞれ172万円を増額し、補正後の予算総額を、歳入歳出それぞれ34億653万6,000円とするものである。
     補正の内容としては、第1款総務費に、介護予防・日常生活圏域ニーズ調査委託料等を計上している。  これらの財源としては、第7款繰入金をもって調整しているとの説明を受け、質疑を行いました。  質疑の中で、介護予防・日常生活圏域ニーズ調査委託料の調査方法と調査内容についてただしたのに対し、65歳以上の1,500名の高齢者に対し、アンケート調査を行う。調査項目は63問程度を予定しており、リスクの発生状況の把握と社会試験等の把握の2つに分類することができる。まず、リスクの発生状況の把握については、運動器の機能の低下、低栄養の傾向、口腔機能の低下等の調査項目となっている。次に、各種リスクに影響を与える日常生活の把握については、ボランティア等への参加の頻度、助け合いの状況、地域づくりの場への参加の意向等の調査項目となっているとの答弁がありました。  特に討論もなく、採決の結果、全員異議なく原案のとおり可決すべきものと決定しました。  次に、議第99号平成28年度水俣市病院事業会計補正予算第1号について申し上げます。  今回の補正は、債務負担行為として保安警備業務委託のほか15件を追加しているとの説明を受けました。  特に質疑、討論もなく、採決の結果、全員異議なく原案のとおり可決すべきものと決定しました。  次に、議第102号水俣市の特定の事務を取り扱わせる郵便局指定等の変更について申し上げます。  市庁舎の機能移転に伴い、仮庁舎における設備の設置場所の確保及び現行設備による機器の再設定が困難であることから、当該業務を休止せざるを得ないため、本案のように提案するものであるとの説明を受け、質疑を行いました。  質疑の中で、機器の再設定にはどれくらいの費用がかかるのかとただしたのに対し、費用面よりも、現在使用しているOSがウィンドウズXPであるため、これを設定するためのパソコンの入手が困難であり、再設定が難しい状況にあるとの答弁がありました。  また、新庁舎ができた場合は、現在の業務を再開するのかとただしたのに対し、現在と同じサービスをするためには、新機器の導入で500万円、維持費が毎年50万円程度かかる見込みである。そのため、今後、個人番号カードや新しい技術サービス等も比較しながら、新機器の導入について検討していきたいとの答弁がありました。  なお、委員から、遠隔地の高齢者等への配慮も含めたサービスの提供等も含めて、今後検討されたいとの要望がありました。  特に討論もなく、採決の結果、全員異議なく原案のとおり可決すべきものと決定しました。  最後に、陳第6号「知的障がい者小規模入所施設」開設の陳情について申し上げます。  本陳情については、知的障がい者及びその親も高齢化していることから、親への不安を考慮すると、陳情の趣旨を了とし、全員異議なく採択すべきものと決定しました。  以上で厚生文教委員会審査報告を終わります。         ────────────────────────── ○(谷口明弘君) 議長、暫時休憩を求めます。    (「異議なし」と言う者あり) ○議長(福田 斉君) 暫時休憩します。                                休憩 午前10時44分                                ─────────                                開議 午前10時45分 ○議長(福田 斉君) 再開いたします。  以上で委員長審査報告は終わりました。  これから委員長審査報告に対する質疑に入ります。  ただいまの委員長審査報告について質疑はありませんか。    (「なし」と言う者あり) ○議長(福田 斉君) 質疑なしと認め、これで委員長報告に対する質疑を終わります。  これから討論に入ります。  桑原一知議員、髙岡利治議員、藤本壽子議員及び野中重男議員から議第86号について討論の通告があります。  これから順次発言を許します。  初めに、桑原一治議員。 ○(桑原一知君) おはようございます。  真志会の桑原一知です。  私は、議第86号水俣市長及び副市長の給与の減額に関する条例の制定について、反対の立場で討論します。  水俣環境アカデミアのホームページ作成における不正会計処理の問題では、7月14日の発覚から5カ月になります。  9月議会の本会議開会日に説明や謝罪がなかったこと、また本12月議会でも議会開会日に一連の問題を収束させたいとする市長自らの抜本的な説明もなく、市長及び副市長の給与減額に関する議案を淡々と説明されたことに、私は残念でなりません。市長は、9月議会一般質問で陳謝をされたと言われていますが、それは9月本会議開会日に説明をしなかったことに対しての陳謝であります。  議員必携には、第5章の5項に一般質問は、住民に代わって議会の構成員である議員が、行財政の全般について、執行機関の所信や疑義をいつでも正すことができないと、その機能を十分果たすことができないことから、議員固有の機能として与えられているものであると記されております。一般質問の中で謝罪したことを正当化することにならないのは、周知の事実です。  職員の懲戒処分と同じく、市長自らの責任を取る姿勢が重要であり、2カ月遅れで処分を受けることで、職員や市民の方々に信頼を得ることができるのでしょうか。  本会議は、議員だけの本会議の場だけでなく、一般に公開されている場でもあり、市民に対しての公式な場での説明責任が果たされておりません。  さらには、相手企業にも処分がされておらず、水俣市行政の現状について不信感が依然として残ります。今、市のトップとしての資質が大きく問われているのではないでしょうか。  このことから、水俣市長及び副市長の給与の減額に関する条例の制定について、時期尚早と考え、反対であります。  また、総務産業委員会での討論では、ほとんどの議員の方々から、市長の説明責任が十分にはされていないとの意見が出たにもかかわらず、採決の結果、可決されたという事実について、疑念を抱いております。  議員の職責である行財政運営の批判と監視が完全に達成できますよう、議員皆様の御賛同をよろしくお願いいたします。 ○議長(福田 斉君) 次に、藤本壽子議員。 ○(藤本壽子君) おはようございます。  無限21の藤本壽子です。  議第86号水俣市長及び副市長の給与の減額に関する条例の制定について、賛成の立場で討論いたします。  今回の市長、副市長の給与に関する条例における給与の減額については、概ね2つの趣旨で賛成いたします。  まず、条例の内容でありますが、市長分、平成29年1月1日から同年2月28日まで給与の10分の1、副市長、同年1月1日から1月31日まで給与の10分の1の減額については、過去の事例と比較しても妥当であること。  2番目に、総務産業委員会の討論の中で、反対する趣旨の中に、議会冒頭での市長の陳謝がなかった。つまり、説明責任が果たされていなかったという意見がありましたが、私が記憶しているだけでも全員協議会での陳謝、広報紙及び記者会見も市長自ら明らかにしたと聞いており、一定の説明責任は果たしていると考えます。また、国、県へも直接出向き、説明を行ったと議会の答弁の中でも聞いております。  さらに大切なのは今後の対策であると思いますが、今回のことでは、懲戒等審議会で調査、再調査が行われ、不適正な事務にかかわった職員及び管理監督者には、懲戒等審議会における慎重な審議に基づき、9月30日に処分が行われました。相手方に対しても、コンプライアンスの徹底を要望したと聞いています。再発防止としては、職員全員に対するコンプライアンスの研修を行っている。今後、会計などの実務研修の計画、事務手続きの周知徹底も実施するとのことであり、今後の対策も期待できると考えます。  ただ、別の面から今回の問題を考えるとき、同じ課の中で多く仕事を抱え、超過勤務をしていないか、そのこと自体に目を配る必要があると私は思いました。近隣の市町村では、職員の心労のため、命にかかわる問題が起こっていると聞き及んでおります。  水俣市職員は、水俣市の大切な原動力であります。間違ったときは、厳しく処し、次には、前を向いてきちんと仕事ができるようにする。水俣の未来を市民とともにつくっていくという高い理念のもとで働いてもらうよう指導する。そのことが市長、副市長に課せられた役目であると私は思っています。  その意味で、この減給は妥当であり、この条例に賛成いたします。皆様の御賛同をよろしくお願いいたします。  以上です。 ○議長(福田 斉君) 次に、髙岡利治議員。 ○(髙岡利治君) 真志会の髙岡利治です。  私は、議第86号水俣市長及び副市長の給与の減額に関する条例の制定について、反対の立場で討論いたします。  まず、今回の給与減額に関する条例制定の原因である水俣環境アカデミアホームページ作成の補助金を、不正に受給、利用したことが事の発端であります。平成27年度の予算、補助金で、水俣環境アカデミアホームページを作成しなければならない事業が、行政の怠慢により完成できなかったにもかかわらず、ホームページが完成したかのごとく虚偽の契約書関係書類を作成し、業者に全額支払っていました。  仕事を請けた業者も、ホームページの作成には一切手つかずの状態でありながら、全額受け取っており、水俣環境アカデミアのホームページができていないことが、今年の7月14日に職員の指摘により発覚をいたしました。  その後、市は調査を行いましたが、9月議会冒頭では市長からの説明も、陳謝の言葉もなく、議員の一般質問で追及を受けると言い訳がましい答弁ばかりで、不正を行ったとの自覚と責任があるのかと、首をかしげたくなるような状況でした。不正受給問題発覚から9月議会閉会日まで2カ月の期間があり、9月議会最終日までに結論を出し、処分報告をすべきではないかとの意見も上げましたが、処分に当たり不公平が出ないようにであるとか、当事者たちの弁明の機会も与えないといけない等の理由で、9月いっぱいの期間がほしいとのことでありました。  その後、9月30日に行われた全員協議会で、水俣市職員懲戒等審議会の結果報告を受けましたが、その時点での処分は、ホームページ作成にかかわった職員の処分であり、市長自身の処分に関しての報告はありませんでした。  ようやく12月議会の開会日に、市長・副市長の給与減額に関する条例が提案されましたが、きょうに至るまで、議会での市長からの正式な説明や謝罪といった言葉は聞かれません。  議会答弁の中では全員協議会であるとか、市報であるとか、市長個人のブログの中で説明や陳謝をしたと言われますが、市長は本当にこれで説明責任を果たしたとお考えですか。そう思っておられるのであれば、私は今回の問題で、市長の事の重大さに対する認識が、欠如していると言わざるを得ません。口では反省しているかのような言葉は出ますが、実際に行動が伴っていないとは思われませんか。市のトップがそのような考えの中にあって、職員には4日間も使ってコンプライアンスの研修を課したところで、職員にとっては、年末の忙しい中に迷惑でしかないのではないでしょうか。  今回の問題は、今まで行政が行ってきた業務の中で、やるべきことを行ってこなかったことのひずみが出ているのではないでしょうか。水俣市職員の事務引継に関する規程の中にも、異動内示があったり、事務移管等により担当事務に異動があったときは、決められた期間内に事務引継をしなければならないとあります。また、事務引継の方法として、第3条3項には前任者及び後任者は、事務引継が終了したときは、事務引継書に連署、押印し、後任者が事務引継報告書及び前2項の書類を所属長に提示し、報告しなければならないとしています。  しかし、公文書開示請求により取り寄せた書類には、平成28年度旧企画課から水俣環境アカデミアへの事務引継書には、A4の紙1枚による簡単な事務引き継ぎ項目しかなく、事務引き継ぎが完了したことを示す事務引継報告書に至っては、公文書不在との回答があり、事務引継文書自体の存在もないといった状況でした。  さらに、ホームページ作成を請け負った業者に関して言えば、一般質問等でも再三にわたって何らかの処分が必要と訴えてきましたが、処分をするどころか、今回の仮庁舎移転の仕事を、随意契約により約5,000万円で仕事をとっています。一般の常識では考えられないようなことが、水俣市役所では行われていると言わざるを得ません。  このような現状の中で、議会としてのチェック機能が本当に働いているのか、公金、市民の税金の使われ方が正しく使われているのか、今一度、現実と真摯に向き合い、精査することが、市民から選ばれた我々議員としての役目であり、市民の代弁者としての責務であると思います。これまでも速やかな調査と処分を求めていたにもかかわらず、ここまで時間がかかったのであれば、今後、同じような問題が起こらないように、十分時間をかけて精査すべきと考えます。  よって、今回の問題に関しては、引き継ぎ事務の不備や処分の方法、業者の処分等の処置も不十分であり、市長・副市長の給与減額をもって終了とするには時期尚早と考え、今回の条例案に対しては反対であります。議員各位の良識ある判断をよろしくお願いいたします。 ○議長(福田 斉君) 次に、野中重男議員。 ○(野中重男君) 日本共産党の野中重男です。  私は、議第86号について賛成討論を行います。  討論でいくつかの論点が出てきましたけれども、私は私なりの論点で意見を述べたいと思います。  第1に、今回の議案の発端となったのは、今、何人かの方が討論されたように、水俣環境アカデミアの設立に向けた数々の膨大な業務の中で起きたということであります。  私たち地方自治体は、今どういう状況に置かれてるでしょうか。農漁業の後継者がいなくなっている。小売がどんどん少なくなっている。製造業の海外展開が進んでいる。大都市部には大きな投資があるけれども、地方では公共事業が減ってきた。少子化が進んでる。これは、水俣だけの傾向ではありません。日本の地方の至るところで起きていることであります。この危機感はみんな共有だと思います。  このような時に何とかしようと始まったのが、今回の水俣らしい、水俣環境アカデミアの構想だったと思います。言い出しっぺは、環境省の事務次官だった小林先生だというふうに思っておりますけれども、水俣市や熊本県が協議をして、財政的にも他の自治体では考えられないような有利な補助金がつくられてきたというのが経過であります。  このような前向きな政策の取り組みの中で、必死にがんばってきた職員のところで、膨大な業務に押しつぶされるように、不適切な事務処理が発生したというのが流れではなかったでしょうか。  しかし、担当者や関係者の聞き取りで、公金を着服するなどの事件ではなかったことは明確になりました。不適切な事務処理はよくないことであって、懲罰は当然ですけれども、そのことで職員が萎縮するのではなく、もっと水俣市民のために前向きな政策を進めよう、がんばれということで、一方では激励することも必要ではないかというふうに私は思いました。  ところで、国会はあるいは内閣は、議員内閣制度をとっておりますけれども、地方自治体においては、憲法93条はこのようにいってます。地方公共団体の長、その議会の議員は、その地方公共団体の住民が、直接これを選挙すると規定しています。これは何を意味するのか。自治体の長が、まずしっかり向き合わなければならないのは、自治体の住民であるということです。選挙した住民に直接向き合いなさいと、憲法はいっているんだと思います。  今回はどのようにされたか。議会には調査は全部終わってないから、発生した事件について、まず全員協議会で報告がありました。そして、記者会見をして、全市民にもこの事態が伝わるような措置が取られました。これは適切な措置であったと思います。そして、水俣の全世帯に配付される9月1日付の市報、皆さん、もう読まれたと思います。その中で市長は、市民に事件を知らせ、最高責任者として陳謝をされています。そして再発防止の決意を語っています。これも適切であったと私は思います。  議会はどうだったか。討論での指摘でも、冒頭での議会への陳謝がなかったというものはありました。私たちが執行部の動きを点検すべきことは、事件の正確な調査がされているか、どこに原因があったのか、職員の処分はどうしたのか、再発防止策は十分取られているのか、市長等はどのような責任があるのか、市民への謝罪はされているかなどをしっかり点検することが、議会が最も機能しなければならないことではなかったでしょうか。それらは、たくさんの方たちの一般質問で、議会としては解明し、点検はできたと私は思っています。  第3番目に、管理監督責任での市長・副市長の給与減額は、これまでも幾度もありましたけれども、職員の聞き取り調査や水俣市職員懲戒等審議会の処分で確定した後に、次の通常議会に提案するのが、これまでの通例でありました。  第4に、ホームページが間に合わず、お金を受け取っていた業者に、市役所の仮庁舎への移転に伴う電算の移転工事を、随意契約で発注しているというものもありました。仮庁舎への移転に関する補正予算は、6月議会で可決し、今回の水俣環境アカデミアの事件が発覚する前に契約を結び、発注しています。通常、行政の契約は、一般競争入札、指名競争入札、随意契約などありますけれども、行政の公平性を確保するためには、一般競争入札が一番推奨されています。しかし、業務が専門的で、全く新しい業者にすれば、これまでのシステムに不具合が生まれる可能性があり、金額も高くなると考えられる場合には、これまでの業者に随意契約で発注することはあり得ることであります。  このような理由から、今回の市長・副市長の給与を減額する条例には、瑕疵はないと判断しています。よって、この条例は可決されるべきで賛成であります。  以上、終わります。 ○議長(福田 斉君) 以上で通告による討論は終わりました。  ほかに討論はありませんか。    (「なし」と言う者あり) ○議長(福田 斉君) 討論なしと認め、これで討論を終わります。  これから採決します。  議第82号専決処分の報告及び承認についてを採決します。  本件に対する委員長の報告は承認であります。  本件は、委員長報告のとおり決定することに御異議ありませんか。    (「異議なし」と言う者あり) ○議長(福田 斉君) 異議なしと認めます。  したがって本件は、委員長報告のとおり承認しました。         ────────────────────────── ○議長(福田 斉君) 次に、議第84号水俣農業委員会の委員及び農地利用最適化推進委員の定数に関する条例の制定について及び議第85号水俣一般職任期付職員採用等に関する条例の制定についてまで、2件を一括して採決します。
     本2件に対する委員長の報告はいずれも可決であります。  本2件は、委員長報告のとおり決定することに御異議ありませんか。    (「異議なし」と言う者あり) ○議長(福田 斉君) 異議なしと認めます。  したがって本2件は、いずれも委員長報告のとおり可決しました。         ────────────────────────── ○議長(福田 斉君) 次に、議第86号水俣市長及び副市長の給与の減額に関する条例の制定についてを採決します。  本件に対しては、先ほど討論がありましたように御異議がありますので、起立により採決します。  本件に対する委員長の報告は可決であります。  本件は、委員長報告のとおり決定することに賛成の議員の起立を求めます。    (賛成者起立) ○議長(福田 斉君) 起立多数であります。  したがって本件は、委員長報告のとおり可決しました。         ────────────────────────── ○議長(福田 斉君) 次に、議第87号水俣市職員退職管理に関する条例の一部を改正する条例の制定についてから、議第103号平成28年度水俣市一般会計補正予算第9号まで、14件を一括して採決します。  本14件に対する委員長の報告はいずれも可決であります。  本14件は、委員長報告のとおり決定することに御異議ありませんか。    (「異議なし」と言う者あり) ○議長(福田 斉君) 異議なしと認めます。  したがって本14件は、いずれも委員長報告のとおり可決しました。         ────────────────────────── ○議長(福田 斉君) 次に、陳第6号「知的障がい者小規模入所施設」開設の陳情についてを採決します。  本件に対する委員長の報告は採択であります。  本件は、委員長報告のとおり採択することに御異議ありませんか。    (「異議なし」と言う者あり) ○議長(福田 斉君) 異議なしと認めます。  したがって本件は、委員長報告のとおり採択することに決定しました。         ────────────────────────── ◎日程第21 委員会の閉会中の継続審査並びに調査について       総務産業委員会        1 議第83号 水俣市人権擁護に関する条例の制定について        1 陳第8号 原子力災害に関する専門部会の設置を求める陳情について        1 一般行財政並びに経済観光農林水産都市計画上下水道等に関する諸問題の調査について       厚生文教委員会        1 陳第5号 若者も高齢者も安心できる年金制度の実現を求める陳情について        1 環境、福祉、総合医療センター並びに教育等に関する諸問題の調査について       議会運営委員会        1 議会運営等に関する諸問題の調査について        1 議会の情報公開に関する調査について ○議長(福田 斉君) 日程第21、委員会の閉会中の継続審査並びに調査についてを議題とします。  各常任委員会及び議会運営委員会から、目下委員会において審査中の事件並びに所管事務の調査について、閉会中の継続審査・調査の申し出があります。  お諮りします。  各常任委員会及び議会運営委員会から申し出のとおり、閉会中の継続審査並びに調査に付することに御異議ありませんか。    (「異議なし」と言う者あり) ○議長(福田 斉君) 異議なしと認めます。  したがってそのように決定しました。         ────────────────────────── ◎日程第22 議第104号 教育委員会委員の任命について  日程第23 議第105号 固定資産評価審査委員会委員の選任について  日程第24 議第106号 人権擁護委員候補者の推薦について  日程第25 意見第4号 地方議会議員厚生年金への加入を求める意見書について ○議長(福田 斉君) 日程第22、議第104号教育委員会委員の任命についてから日程第25、意見第4号地方議会議員厚生年金への加入を求める意見書についてまでを議題とします。         ────────────────────────── ○議長(福田 斉君) 順次提案理由の説明を求めます。  西田市長。    (市長 西田弘志君登壇) ○市長(西田弘志君) 本定例市議会に追加提案いたしました議案につきまして、順次提案理由を御説明申し上げます。  まず、議第104号教育委員会委員の任命について申し上げます。  このたび、山田誠次氏の任期が12月19日をもって満了となりますが、引き続き同氏を任命したく御提案申し上げる次第であります。  同氏につきましては、人格高潔で、教育、学術及び文化に関し識見に優れ、教育委員会委員としてまことに適任であると存じます。  次に、議第105号固定資産評価審査委員会委員の選任について申し上げます。  このたび、山口保彦委員から辞任届が提出されましたので、後任として、遠山正行氏を選任したく御提案申し上げる次第であります。  同氏につきましては、人格、識見ともに優れ、固定資産評価審査委員会の委員としてまことに適任であると存じます。  次に、議第106号人権擁護委員候補者の推薦について申し上げます。  このたび、寺床直子委員の任期が平成29年3月31日をもって満了となりますので、後任として牛迫秀基氏を推薦いたしたく御提案申し上げる次第であります。  同氏につきましては、人格、識見ともに優れ、人権擁護委員としてまことに適任であると存じます。  以上、本定例市議会に追加提案いたしました議第104号から議第106号について、提案理由を御説明申し上げましたが、慎重審議を賜り、速やかに御同意くださいますようよろしくお願い申し上げます。 ○議長(福田 斉君) 次に、意見第4号について、議会運営委員長野中重男議員。    (議会運営委員長 野中重男君登壇) ○議会運営委員長(野中重男君) ただいま議題となりました案件について、案文を読み上げて提案理由にかえます。      地方議会議員厚生年金への加入を求める意見書  地方創生が、我が国の将来にとって重要な政治課題となり、その実現に向け大きな責任を有する地方議会の果たすべき役割は、ますます重要となっています。  このような状況の中、地方議会議員は、これまで以上に地方行政の広範かつ専門的な諸課題について住民の意向を酌み取り、的確に執行機関の監視や政策提言等を行うことが求められています。  また、地方議会議員は、議会活動のほか地域における住民ニーズの把握等さまざまな議員活動を行っており、近年に置いては、都市部を中心に専業化が進んでいる状況にあります。  一方で、統一地方選挙の結果をみると、投票率の低下傾向にあるとともに無投票当選者の割合が高くなるなど、住民の関心の低さや地方議会議員のなり手不足が深刻な問題となっています。  よって、国民の幅広い層からの政治参加や地方議会における人材確保の観点から、地方議会議員厚生年金加入のための法整備を早急に実現するよう強く要望します。  以上、地方自治法第99条の規定により意見書を提出します。     平成28年12月15日                                水 俣 市 議 会  全会一致の御賛同をよろしくお願いいたします。 ○議長(福田 斉君) 以上で提案理由の説明は終わりました。  これから質疑に入ります。  ただいま市長及び提出者代表から提案理由のありました本4件について質疑はありませんか。    (「なし」と言う者あり) ○議長(福田 斉君) 質疑なしと認め、これで質疑を終わります。  お諮りします。  ただいま質疑を終わりました本4件は、委員会の付託を省略したいと思います。  これに御異議ありませんか。    (「異議なし」と言う者あり) ○議長(福田 斉君) 異議なしと認めます。  したがって本4件は、委員会の付託を省略することに決定しました。  これから討論に入ります。  本4件について討論はありませんか。    (「なし」と言う者あり) ○議長(福田 斉君) 討論なしと認め、これで討論を終わります。  これから採決します。
     議第104号教育委員会委員の任命についてを採決します。  本件は、これに同意することに御異議ありませんか。    (「異議なし」と言う者あり) ○議長(福田 斉君) 異議なしと認めます。  したがって本件は、同意することに決定しました。         ────────────────────────── ○議長(福田 斉君) 次に、議第105号固定資産評価審査委員会委員の選任についてを採決します。  本件は、これに同意することに御異議ありませんか。    (「異議なし」と言う者あり) ○議長(福田 斉君) 異議なしと認めます。  したがって本件は、これに同意することに決定しました。         ────────────────────────── ○議長(福田 斉君) 次に、議第106号人権擁護委員候補者の推薦についてを採決します。  本件は、原案による者を適任と認めることに御異議ありませんか。    (「異議なし」と言う者あり) ○議長(福田 斉君) 異議なしと認めます。  したがって本件は、原案によるものを適任と認めることに決定しました。         ────────────────────────── ○議長(福田 斉君) 次に、意見第4号地方議会議員厚生年金への加入を求める意見書についてを採決します。  本件は、原案のとおり可決することに御異議ありませんか。    (「異議なし」と言う者あり) ○議長(福田 斉君) 異議なしと認めます。  したがって本件は、原案のとおり可決しました。         ────────────────────────── ◎日程第26 議員派遣について ○議長(福田 斉君) 日程26、議員派遣についてを議題とします。         ──────────────────────────                  議員派遣について  第24回熊本県市議会議員研修会出席  地方自治法第100条第13項及び水俣市議会会議規則第167条の規定により下記のとおり議員を派遣する。                     記  派遣目的  今後の議会活動に資するため  派遣場所  熊本市  派遣期間  平成29年2月6日(月曜日) 1日間  派遣議員  15人以内  経  費  既決予算の中から支出         ────────────────────────── ○議長(福田 斉君) お諮りします。  議席に配付のとおり、議員を派遣したいと思います。  これに御異議ありませんか。    (「異議なし」と言う者あり) ○議長(福田 斉君) 異議なしと認めます。  したがって議席に配付のとおり、議員を派遣することに決定しました。         ────────────────────────── ○議長(福田 斉君) 以上で本日の日程は全部終わり、今期定例会の全日程を終了します。  これで平成28年第4回水俣市議会定例会を閉会します。                                午前11時20分 閉会    地方自治法第123条第2項の規定によりここに署名する。                      水俣市議会 議  長  福 田   斉                            署名議員  桑 原 一 知                            署名議員  野 中 重 男...